別居イコール婚姻破綻ではない
婚姻関係を継続していく中で夫婦が別居をするということも少なくありません。
夫婦には基本的に同居するものと考えられるため、別居したら夫婦関係は終わったと思い、別居後に堂々と浮気相手と会う人も多いのです。
しかし、別居したからといって簡単には婚姻関係の破綻は認められません。
夫婦には協力し合う義務があり、同居もその一つになりますが、お金や子供のことなど別居していても協力して夫婦生活を行っていれば、夫婦関係が破綻したとは言えないのです。
別居後の浮気
夫婦関係がギクシャクし出すと、離れて暮らすといった選択肢も出てきます。
しかし、離れていても夫婦は夫婦なのです。
ですので、別居後の浮気というのも不貞行為となります。
離婚を前提の別居だったとしても、すぐに新しいパートナーと暮らし始めたりすると、それは夫婦が同居中からの付き合いだったのではないか?と推測されることもあります。
別居をしてしまったから、もう証拠は取れないと諦めず、きっちりと証拠を取るようにしましょう。
大抵の場合は浮気相手と会う時間を増やしたいがための別居提案ですので、配偶者が別居を提案してきたら疑ってみる必要があるでしょう。
別居とは
別居は夫婦が別々の住まいに暮らすことをいいます。
例えば、奥さんが家を出て実家で暮らしたり、旦那さんが家とは別に部屋を借り、そこに生活の拠点を移したりします。
出産のための里帰りや、親の介護のための実家暮らし、単身赴任は別居と考えられることはありません。
また、別居期間が長く続くと、それだけで離婚が認められるといったケースもあります。